講師を担当しました。三重県高校写真連盟撮影技術講習会開催。
暦では処暑を迎えています。聞こえてくる虫の声も蝉の鳴き声から秋の虫たちの声に変わってきています。
お盆前あたりから雨降りや曇天が続いていて夏らしさである「夏の日差し」をあまり体感することなく季節が移り変わってしまうように感じなんだか夏成分不足気味な感じです。
8月19日土曜日、時折大粒の雨の降る中三重県高校写真連盟の撮影技術講習会を松原が講師を担当して高田会館と高田本山専修寺境内で行いました。コロナ禍での開催でしたので通常ですと午前撮影、午後講評会という形で進むのですが、今年は午前中の撮影講座のみの開催となりました。当日は状況判断でお休みをする学校もあり10数名の少人数での開催となりましたが、先ずは天気が雨天なのでその状況を活用した写真を撮影することを伝達。それから撮影モードや露出補正、撮影感度、カメラブレなどの撮影基礎技術を手短に伝達。参加者の機材は一眼レフ、コンパクト、スマートフォンと多種多様でしたので、アシアスタントに技術伝達の補佐をしてもらいながら進めさせてもらいました。
その後ロケに。ロケ先は近所の高田本山専修寺境内。最初は雨も一時的に止んでくれて撮影しやすい状況。高田本山の境内で水たまりを利用したり、雨に濡れてしっとりとする蓮の花や石畳を撮影したりしました。参加生徒と共に顧問の先生方も熱心に撮影していました。少しすると大粒の雨が再び降ってきました。せっかくの大粒の雨なので雨粒を感じるような撮影をしてもらったのち制限時間内で境内の中で自由行動。傘をさしながら境内のなかに散らばって行きました。
各自の撮影を終えて高田会館に戻り、参加者が撮影した写真のなかで1枚を選んでもらってカメラの液晶画面で見せてもらいながらワンポイントアドバイスをして講座修了。雨降りという条件でしたがいつもと違う写真が撮れて面白かった、というような感想が聞こえて講座担当者としてはほっとしました。少しは役割を果たせたと思っておきます。最後に参加者全員で手でカメラの形をつくってたのしい記念撮影をして、午前中の短い時間を終えさせてもらいました。
その後私たちは次の現場に向かいましたが、お昼を食べてその後撮影を続けた人達もいる、と後ほど耳にしました。少しでも撮影時間を多く確保すること、撮影する数を多くすること、撮影した写真を見る時間を増やすことは大切なことですので、その声を聞いたときは非常に嬉しかったです。今回時間の関係で歩けなかった一身田寺内町も是非足を運んでもらいたいし、今回用意してあまり活用できなかった三脚を使った撮影も体験してほしいと思いました。これからも雨降りの日を含めていつもと違うシーンを探しながら、身近なところでの撮影を楽しんでほしいと思います。名作、迷作の誕生を心待ちにしています。
参加してくれた高校生のみなさん、顧問の先生方、アシスタントを務めてくれた近澤さん、西浦さん、雨の中お疲れさまでした。
コロナ禍の影響で今回残念ながら参加できなかった高校生のみなさん、又機会あれば是非お会いしましょう!
お互いに頑張りましょう。
ありがとう。