本日6月6日展示最終日。「日本の写真史を飾る101人」
特別展 日本の写真史を飾る 101人
フジフイルム・フォトコレクション
今回の展示の企画協力をされている株式会社コンタクトの佐藤さんから案内をいただいたこともあり最終日前日6月5日(土)四日市市立博物館で開催中の写真展に足を運んできました。前回のブログで書かせてもらったのですが、私が現在尾骶骨打撲のため妻に運転してもらいました。この企画展示は2014年から日本全国のさまざまな場所で開催されている写真展でもあります。株式会社コンタクトさんのwebページでその展示履歴が確認できます。私も以前他会場で拝見した記憶もありましたが再度写真に再会したいと思い足を運びました。
会場は博物館の4階。会場での撮影は”NO”と潔いくらいはっきりしていました。(撮影禁止は会場でパシャパシャ撮らないから見ることに専念できるというメリットもありますね。)会場内は私たちを含めて5人程度でゆったりと観覧。
展示は日本に写真が伝わった写真黎明期〜2000年頃までのデジタルに移行していく直前くらいまでの写真の移り変わりを目で体感できる構成になっています。私も過去に見たことのある写真家の写真作品に沢山出会うことができました。再会するような感覚でもありました。何回見ても見飽きないのは不思議です。日本写真史の移り変わりを写真で掴むことのできる良い企画展だと思うと共に「この写真見たことあるぞ。」と記憶を刺激してくれる写真展でした。無理を言って同行してくれた妻は写真惣明期の写真が「今は見ることができないことが写真で残ることで、現在の私たちに見せてくれることができる、絵とは違うリアリティーを感じること。そこに写真原点としての写真の強さとおもしろさを感じた。」と話してくれた。
会場では図録を通常版と豪華版の2種類販売していたので豪華版をリッチに購入しました。
本日最終日ですがお時間ある方はどうでしょうか。
株式会社コンタクト佐藤さんご案内ありがとうございました。
展示概要(コンタクトwebページより)
「フジフイルム・フォトコレクション」は、日本の写真文化を支え続けてきた富士フイルム株式会社が、2014年に創立80周年を記念して創設した写真コレクションです。「写真文化を守る」ことを基本理念に収集されたこのコレクションには、約150年前の幕末から現代にいたるまで、高い技術と感性により、国内外で高く評価を受けた写真家101人の「この1枚」である代表作が集められています。
フェリーチェ・ベアトらが活躍した黎明期から、写真が文明開花のシンボルとなった明治時代、写真愛好家のすそ野が広がった大正時代を経て、昭和時代には芸術性の高い写真表現が生まれました。戦後には表現の自由とともに報道写真や広告写真、「私写真」の隆盛を迎え、さらに現代では現代アートとしての写真も増えており、今なお日本の写真は豊かな広がりを見せ続けています。
出品写真家
秋山庄太郎/秋山亮二/荒木経惟/有田泰而/石内都/石元泰博/伊藤義彦/伊奈英次/入江泰吉/岩宮武二/植田正治/上田義彦/上野彦馬/潮田登久子/内田九一/江成常夫/大竹省二/大辻清司/大西みつぐ/岡田紅陽/小川一真/小川隆之/影山光洋/鹿島清兵衛/川田喜久治/鬼海弘雄/杵島隆/北井一夫/北島敬三/木之下晃/木村伊兵衛/日下部金兵衛/久保田博二/倉田精二/操上和美/桑原甲子雄/桑原史成/牛腸茂雄/今道子/齋藤亮一/坂田栄一郎/佐藤時啓/沢渡朔/塩谷定好/篠山紀信/柴田敏雄/島尾伸三/下岡蓮杖/十文字美信/白岡順/白簱史朗/鋤田正義/杉山守/鈴木清/須田一政/清家冨夫/瀬戸正人/高梨豊/竹内敏信/立木義浩/田中光常/田沼武能/田淵行男/田村彰英/築地仁/土田ヒロミ/東松照明/富山治夫/土門拳/長倉洋海/長野重一/中村征夫/奈良原一高/野町和嘉/ハービー・山口/芳賀日出男/濱谷浩/林忠彦/原直久/広川泰士/広田尚敬/深瀬昌久/福原信三/福原路草/普後均/フェリーチェ・ベアト/星野道夫/細江英公/前田真三/水越武/水谷章人/緑川洋一/南川三治郎/宮本隆司/三好耕三/森永純/森山大道/安井仲治/山崎博/山沢栄子/渡辺義雄(50音順)
車でしたので私たちは近くのコインパーキングに駐車しましたが、博物館近くのJAパーキングに駐車、博物館受付に駐車場提示すると2時間無料になるようです。詳細は四日市市立博物館におたずねください。
それにしても最近よく夕暮れの西の空がよくもえてます。写真はこの日の帰路、三重県津市芸濃町にある「ぎゅーとら」というローカルスーパーの駐車場にて撮影。このあと美里まではリハビリを兼ねて少し運転もしてみた。
今日6月6日は三重県展の最終日。写真好学研究所研究生の作品も展示されているのでちょいと頑張って行ってみるかな。
それでは良き日曜日になりますように。