LINK展来場ありがとうございました。
先週10月14日(木)から開催していた LINK展を昨日10月19日(火)無事に終えることができました。ご来場いただいた方々ありがとうございました。そして展示広報でお世話になった方々、展示でお世話になったvolvoxの関係者のみなさまにもお礼申し上げます。
新美宇受女が書いた小説「玻璃真人新記」の世界と私が三重県津市美里町に移住してから撮影してきた「里山写真」は来場していただいた方々にとって多少なりともLINKしていただけたのではないかと思います。「玻璃真人新記」という小説のことをすでにご存じの方にとっては展示写真による小説内での場面が想像しやすかったのではないかと思うし、今回初めて触れてもらう方にも物語がどのような場所で生まれたのかを知っていただく指針、道案内にはなれたのではないかと思い込ませてもらっています。
新美宇受女は私の配偶者でもあるので「夫婦」という形になります。「夫婦愛」というものに囲まれているように感じた、と言う声も聞こえてきました。普段はそれぞれ超バラバラな動きをしている2人ですので、そのような愛に包まれている夫婦に見てもらえたことは虚像を含めて喜ばしく微笑ましい思い込みだと受け取っております。(笑)
写真展示をした者として、展示を終えてから言えることとしては、今後もこれまでのと同じように、計画的ということとはほど遠いのですが、今住んでいる「里山」と呼ばれているところの撮影をパシャパシャとシャッターを切りながら続けようと思ったことです。大きなテーマを構えなくても写真は撮影できるし、その撮影した写真を見てもらうことで多少なりとも共感してくれる人がいてくれればそれで充分でしょう。カメラはiPhoneになるかもしれない。(密かにiPhone13を狙っている、笑)決定的な瞬間でなくとも、行き当たりばったりだからこそおもしろいことがあることを信じたいし、そんななんてことも無いことを含めて写真という形にしたい。その場所で暮らしていることがすでに十分なテーマである、と勝手に思っているから誰にも頼まれていないそんなことを続けて参ります。また写真展を開催するときには興味がありましたら足をお運びください。展示会場で自分の風景写真を見ながら「演歌世界がお似合いだなあ。」と感じたのは私だけでは無かったことも、今回の展示の収穫。私の写真に「湿り気」は大切な要素。「記憶と湿り気」大切なキーワードのようです。
今回展示で読んでいただいた新美宇受女著「玻璃真人新記」はYouTubeで配信を聴いていただけます。朗読はプロの方では無い、と作者から聞いておりますが聞きやすいので、「玻璃真人新記」の世界にまだ触れていない方は是非一度試聴してみてください。チャンネル登録もよろしければ是非。
YouTube玻璃真人チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCANjgwH6LAXSS6Ym3eIUf5g
電子書籍で読んでみたい方はこちら
Kindle版玻璃真人新記
https://amzn.to/30H3kJx
今回展覧会を開催したアート空間volvoxも来年3月で全スケジュールを終えてその歴史に幕を下ろします。会期中も足を運んでいただいた来場者の方々から「もったいないよね」「どうにかできないのかな」などと話を聞かせてもらうことが多々ありました。建物の老朽化などもありその流れを止めることはできませんが、来年3月までは様々な展覧会やパフォーマンスが開催されます。ギャラリーとして存在している貴重な場所での残された展示をしっかり、じっくり楽しんでいきましょう。
さて今後松原の予定を順番にお伝えします。
その壱:在住地の三重県津市美里町で運営している私設写真専門ギャラリーgallery0369での企画展
尾仲浩二写真展 “Have a Breke”10月22日〜
河田真智子写真展「医療への信頼」11月19日〜
寺本美穂写真展 たゆむまち 12月4日〜
の運営開催。
その弐:2022年1月〜三重県志摩市南勢町にある伊勢現代美術館展示室2での写真展開催
その参:2022年上半期東京での写真展開催予定
その四:2022年三重県津市内写真展開催予定
その五:2022年5月〜6月岡山県gallery722写真展開催予定
といった感じで何やらかんやら写真行脚は続くのであります。
今宵は十五夜。寒くなりそうです。もう少し仕事したら熱燗呑んで寝るとしますかね。
尾仲展開催時の「囲炉裏を囲む会」にも是非。
写真好学研究所の定例研究会もそろそろ再開の準備かな。
それではみなさまお元気で。
感謝。
LINK展 会場の記録写真(volvox) ↓
別室2階 うずめルーム ↓