母校の現役1年生が里山にやってきた。



こんにちは。三重県の写真家松原豊です。

今日は台風の影響でしょうか、雨がふったり止んだり。たまに太陽の光がさしてくる天候の三重美里です。外の湿度はデジタル湿度計のパネルではHHと表示されて計測不能。湿度が高いのでエアコンをドライモードにして室内作業を行っています。明日くらいからは多少晴れ間も見えてくれることを期待しようと思う立秋の頃です。そんな先日、雨降りの日曜日に私の出身校である名古屋ビジュアルアーツから現1年生の学生Mさんがひとり路線バスで里山に在るLabo0369にやってきました。アナログ(銀塩)写真の現場で仕事をしたいと考えているのでいろいろ調査をしている、とのことで名古屋から公共交通機関ではるばるやってきてくれました。本人からメールで連絡を受け取った時はかなり驚きましたが、この場所まで足を運ぶだけあって熱量を感じさせてもらいました。現在の私の写真に関連することやgallery0369Labo0369を開設した理由などを色々話して、またこちらからもMにいろいろと質問をさせてもらいました。

「カラープリントがしたいです」と話をしていたので「遠いけどまたLaboに来てください。」と伝えました。また現在もアナログで作品制作活動をしている教え子達のことも紹介しておきました。「海外の情報も欲しい」と話をしていたので、こちらが知っている情報は伝えることにしようと思います。母校の学生でアナログ(銀塩)に傾倒している訳ですからね。

感光材料や薬品関係の高騰などが進んでいるので金銭面では自由になりにくいとは思いますが、アナログ写真に触れながら自分の道を踏み固めていってほしいと思いました。安くない授業料を払っている訳だから学校ではデジタルのことも写真の歴史のことも貪欲に興味をもつと良い、ということも併せて伝えておきました。写真のことをまるごと掴んでほしいから。

バスが日曜日は2時間に一本ほどの時間帯もあるのでその時間にあわせてバス停までお見送り。なんか息子を見送るような不思議な気分になりました。(掲載の写真は帰路につく栗原バス停にて撮影、金髪と黄色と紺のストライプのシャツ、黄色い紐の靴が里山風景と不思議なマッチング/撮影 : iPhone)

帰路の短くはない路線バスの中でどんな移り変わる里山の風景を見ながらどんなことを思ったりしたのかな、と思いました。
わざわざ訪ねてきてくれたんだからね、応援するよ。若いってなんだかいいぞー。

三重県津市美里町のアナログ暗室Labo0369では暗室講座を開催しています。
webページのお知らせに開催講座、開催日などが記載してあります。
興味ある方は是非一度アクセスしてみてください。

少し太陽の光が差し込んできました。お盆前の取材に行ってきます。

Mに紹介した卒業生はこの2名。共に東京在住でTOTEM POLE PHOTO GALLERYの運営メンバーです。
渕上裕太
佐方 晴登

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