LINK展 2021年10月14日〜19日 三重県津市Volvoxにて開催
新美宇受女(小説家)の世界を松原豊(写真家)が表現する
「書くこと」と「見ること」二つの世界のかさなり
LINK展 2021年10月14日よりアート・クラフト表現空間VOLVOXにて開催
小説家 新美宇受女の「玻璃真人新記(はりまびとしんき)」は彼女が三重県津市美里町に移住し、そこでの暮らしにインスピレーションを得て書き上げた作品です。2008年に第一部、2014年と2020年に第二、第三部を出版しています。
松原豊は平成の市町村大合併で村という名称が消えた三重県内の村を記録した写真集「村の記憶」(2011年月兎舎刊)や宗教人類学者植島啓司氏との共著「伊勢神宮とは何か」(2015年集英社ビジュアル新書刊)などを出版している写真家。前述の新美宇受女はその妻である松原由貴子のペンネームです。
家族で2005年に津市美里町に移住し、翌年に古民家カフェ Hibicore(ヒビコレ)を開業しましたが、2021年8月より「妻は小説家 夫は写真家 宿は古民家」というキャッチコピーで「農家民宿 古民家Hibicore」をオープンしました。その小説家が描いた作品のイメージを写真家が写真で表現するという「LINK」展をVOLVOXにて開催します。移住してから十五年の間に妻が小説に描いた里山の風景と夫がカメラで切り取った里山の風景。お互いの世界に干渉することのない二人でしたが、別々の表現の世界にいながらも見つめてきたものは案外同じものだったのかもしれないということで、今回の作品展に「繋がり、関連、絆」という意味の「LINK」という名称を付けました。小説家と写真家のLINK展に足をお運びいただければ幸いです。
会場/アート空間VOLVOX 〒514-0004 三重県津市栄町1丁目888 四天王会館1階
会期/2021年10月14日(木)~10月19日(火)
時間/11時~19時(最終日は17時終了)
作家/新美宇受女(小説家)・松原豊(写真家)
新美宇受女著、小説「玻璃真人新記 」とは
玻璃とは水晶を意味する言葉。玻璃真人とは水晶のような透明な心を持ち世界に光を灯し続けるために活躍する人々の呼び名である。事故で特殊な能力を身に付けた高校生の主人公 八重垣真言(やえがきまこと)が、自身に起きる様々な事件や出来事を通して、玻璃真人として成長していく姿を描く青春小説。
玻璃真人webページ harimabito.com
「玻璃真人新記」音読YouTube配信の案内→9月24日に公開予定
プロフィール
新美宇受女:
1961年三重県津市生まれ
女子美術大学絵画科油絵専攻を卒業したものの描くではなく書く世界に引き込まれた。
自己流で歌ったり踊ったり何かを作ったりと常に自分を表現して人生を楽しんでいる。
松原豊:
1967年三重県生まれ
小学5年生のときに友人宅で白黒写真に出会う。友人父から暗室での写真制作方法を伝授。
専門学校東京写真専門学校名古屋校(現名古屋ビジュアルアーツ)卒業。
卒業後フリーランスとして活動、同校非常勤講師などを経て現在在住地にて撮影の仕事と作品制作を行っている。
gallery0369(三重県津市美里町)オーナー、gallery176(大阪豊中市)運営メンバー、写真好学研究所所長、