176Reborn !
「いつの間にか蝉の鳴き声を聞かなくなりましたね。」と昨晩家で近所の方と晩ご飯を共にしたときに出てきたことば。
二十四節気も白露を過ぎ朝晩は少し肌寒さを感じることもある時期になってきました。台風も過ぎ去り夏が過ぎ秋に変化していく時期、昨日は知り合いの方から連絡をもらったので毎年撮影させてもらっているはざ掛けのシーンに行ってきました。「台風が来るのではざの組み方を変えたんや、風吹いても倒れんようにな。」と連絡をくれた知人は自慢気?(笑)に話してくれました。毎年この時期に田んぼに行っていろいろと田んぼの話を教わるのも私の楽しみの一つです。最後にポートレートを撮影して帰路につきました。
さてお知らせになります。
既にFBやフライヤーカメラ雑誌などの情報でご存じの方も見えるかもしれませんが、大阪で写真専門ギャラリー「Gallery176」(ギャラリーいなろく)がこの9月17日から再開致します。大阪という場所ですがご縁があり松原も運営に参画させていただきます。
この176はもともと2005年~2009年まで活動していたのですが休廊していました。この度大阪のメンバーを中心に愛知、そして三重のメンバーを加えて再開する運びとなりました。
写真家が発表の場として何より必要とするギャラリー。写真創作初心者から一歩も二歩も進み、追い続けるテーマ/表現の発表に意欲を持つ若手・中堅写真家にとって、活動に適した設備環境と運営理念を備えたギャラリーが少ない。それが東京と関西の違いであるとわれわれは思い続けていました。
2005年~2009年で活動を終えたgallery 176はその思いを原動力として再スタートします。
複数の写真家によって運営しつつも、共有する限られた表現手法や作風だけが通用する場として自足しない事。gallery 176はこれを第一義に考えます。
似た者同士が互いにその営為を承認し合うことよりも、発表による衝突から派生する何事かに期待してよいのではないでしょうか。真摯に批評・批判し合えて、衝突がアウフヘーベン(止揚)される場。あえてそんな古くさい理想を大切にしようと思います。
(ギャラリー176HPより抜粋)
そして9月17日からは運営メンバーによるオープニング写真展を
再開企画「176 reborn」というタイトルで行います。オープニングは運営メンバーが自己紹介を兼ねて、それぞれどのような写真を作り上げているのか、ということを感じていただく写真展になります。
9月24日は再開関連イベントとして写真評論家タカザワケンジさんをお迎えして
「日本の自主ギャラリー」というテーマでトークショー、公開ミーティングが行われます。(有料、申込み予約制)
詳細情報はこちらにてご確認下さい。
私は今回のグループ展では現在進行形で進めている「三重の銭湯」を撮影した写真を展示致します。(カラー作品)
私は写真機も大切ですがそこから生まれた「写真」がどのように人の目に触れてどんな作用を生み出すのか?新しい世界のつかみ方を教えてくれるのか?世界への触れ方を教えてくれるのか?
古くさいのかもしれないですが、そんなことを再び考えたりすることもrebornなのだと思っています。
大阪から再開する新しい動きに是非注目していただき、大阪に足を運ばれた時にはgallery176に是非足をお運びいただければと思います。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
三重美里の松原からお知らせでした!