餅つき
年の瀬も迫った12月29日、サルシカ秘密基地で餅つきを行わせてもらいました。餅つきを終えてようやく年末が来たことを実感させてもらっています。(仕事はまだ終わっていませんが、笑)
名古屋からこの美里町に引っ越してきたときどうしてもやりたかったこと、それがこの餅つきなのです。自分が幼少の時に親戚や近所で年末になると普通の風景として存在していた餅つき。湯気の立つ餅米を臼と杵でつき、薪の煙に燻されながら大人達も子供達もその時間を各自が楽しんでいたような気がします。(もちろん面倒だなあ、という声もありましたよ、笑)
人力で行うことの面倒くささと共に、面白さのような存在があったような気がします。そして「面倒だな」発言をしている人の顔もまた笑っていた記憶が残っているのです。
珍しい親戚や友人との再会、食べる、飲む、何気ないことを話す…
それは普段の日常生活の中とは違う感じの時空間の流れがきっとあったんだと思います。
そんな「村の寄り合い」のような場所が餅つきで出来ればええなあ、と移住したときから考えていたのでした。自分の中にある原点の風景を再現できればということから、いろんな人を巻き込みながら(巻き込んじゃった人達すみません!)おかげさまで昨年まで私の家でもある古民家Hibicoreで開催を続けてくることが出来ました。
今年は、駐車場のこととかHibicore女将からの要望など諸事情がいろいろありまして、私も隊員であるサルシカの奥田隊長に「サルシカ秘密基地」での開催をお願いしました。
隊長は快く引き受けてくれました。奥田隊長ほんとにありがとうございました。そしてサルシカ隊員とその友人達の皆さんの協力の下無事終えることができました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
(いろんな方にお声をかけさせてもらいましたが、当日私は午前中美里地区での取材があってお目にかかれない人がありました。すみませんでした。午後から参加の私も手返し(笑)として参加させていただきました。)
朝早くから準備をしてもらい16臼無事つくことが出来ました。音楽家の皆さんも演奏ありがとうございました。
猪、鹿肉を含め、沢山の持ち込み食材も場所を盛り上げてくれました。
参加者の皆さんが楽しんでいただけたことが何よりだと思っています。
また来年元気な顔で、ひょっとすると多少元気でなかったりするかもしれませんが、
もしそんな感じだったとしても、また「餅つき」という名の村の寄り合いに会いに来ていただければと思います。
「よいしょ!よいしょ!」のかけ声と共に「今年も無事生きれたね」「ほんまやな」
無言でそんなことをお互いで確認したり出来るように…
お疲れさまでした!
また来年お会いしましょう。
感謝。
※写真は近所の稲垣さん撮影のものを中心に掲載させていただいていきます。(手返しをすると餅が手にくっついてとても撮影どころではなくなるのです!)こちらも感謝。
餅つき時の写真もアルバムにまとめてあるのでよろしければご覧下さい。
稲垣さん撮影
いろんな方が撮影