分水嶺
台風の進路もそれて快晴の日曜日になった美里です。今日はいろんなところでイベントが開催されるようです。この晴天に「ほっ」とされているイベント主査者の方も多いのだと思います。(伊豆大島では大夫の被害が大きいですね。1日も早い復旧をお祈りします。)
随分とブログの更新を休んでいました。(怠けていただけです。)
定期的に更新されている方をみるといつも「さすがだなあ」と感心してしまいます。
こちらは、今回の更新までに、TVの「夢の食卓」番組の放送、新宿堀内カラーギャラリー写真展、鈴鹿での1日だけの大槌写真展などなどがありました。番組を見ていただいた方々、写真展に足を運んでいただいた方々、ありがとうございました。いろんな方に支えてもらっていることを改めて実感しております。今後とも宜しくお願い致します。先ずはお礼の言葉です。
さて先日、伊賀上野に銭湯の撮影に足を運んできました。私の美里の事務所から伊賀には国道163号線、旧伊賀街道を通って向かいます。途中、長野峠という山越えをして向かうことになります。
峠を越えるまでは長野川が左手に流れています。この川は伊賀方面(大阪方面)に向かう場合、進行方向と逆方向になり伊勢湾に流れて行きます。峠を越えると左手に服部川が流れていて、この川は木津川、淀川と合流して大阪湾に流れて行きます。伊賀方面に向かう場合進行方向に流れて行きます。川の流れ方が逆方向になるのです。
山を境にして水の流れが変わる「分水嶺」が身近な峠に存在しているわけです。(分水嶺は日本アルプスのある長野県などの高い山のある地方が有名ですね)
長野峠までは私の事務所から10分程度になるのですが、峠を越えると伊賀乃国。水の流れる方向が変わるだけでも随分空気感が変わるような感じです。今でも言葉の違いや家屋の建て方の違いなどがはっきりとしています。
この峠の道を通って伊勢国、伊賀国、そして大阪、境、京都など西日本との交流があったのだと思うと、走りながら少し感慨も深くなるようです。
身近な分水嶺を探す旅もおもしろいかもしれませんね。文化の形も細やかに分かれているのでしょうね。
みなさん、良い日曜日をお過ごし下さい!