「東北をみつめる」写真展無事終えることができました。
新緑が美しい時期を迎えた美里。梅の実がだんだん大きく実ってきています。ここ美里では地元の梅の実を使った梅ジャムがあります。おいしいパンを少しトーストしてこのジャムを塗って食べるのもオススメです。私の住んでいる近所のフラワービレッジさんで販売していますので興味のある方は一度試してみて下さい。
さて、4月29日から5月19日まで三重県津市にある百貨店松菱で開催していた写真展「東北を見つめる」無事に終えることができました。写真展来場いただいた方々、関係者の皆さんありがとうございました。
東日本大震災から3年を過ぎ、メディアからの情報などめっきりと遠くなってきたな、と感じる日々です。「復興、絆、がんばろう」あのときの熱はいつの間にか冷め始め、どんどん記憶の奥底に埋もれて行く感じです。次から次へと流れてくる大量の情報のなかではいつまでも記憶にとどめておくことの方が案外難しいのかもしれません。私も現地に足を運部ことが無ければもう既に記憶の奥底に葬ってしまっていたかもしれない、と自分の写真を見ながら改めて感じています。
でも私にはそこで生きている人のことを知ってしまって、変化し続けるまちの風景を捉えてしまった。そのことから始まってしまった「こと」が在るのだと自分では認識しています。これからも淡々と定期的に「大槌」という場所に今後も足を通わせてもらおうと思います。盆と正月にふるさとに帰省するような気持ちで。
次回の大槌町への訪問は夏訪れたいと計画を練っています。
夏に現地に行くときのお土産は、今回のはじめのところで書かせてもらった梅ジャムにしようと思います。顔は厳ついけど甘いもの大好きな大工のおじさんとこに持っていこうと思います。
今回の展示に関してお世話になった百貨店松菱の関係者の皆様、ありがとうございました。
東北物産店というイベントとのコラボレーションで新しい方々に見ていただくことができたと感じています。
そしていつもこちらのレンズを見つめてくれる大槌町の人達、風景。いつも過密なスケジュールのなかを時間を割いてわがままな私にお付き合いしてくれるデザイナーの橋本さん。(そろそろ発行物の制作に入らないと行けないですね!)いつもありがとうございます。
展示していた写真はまた何処かの機会で目にしてもらうこともあるかもしれません。それまではケースの中で記憶が風化しないように大切に保管しておきます。
ありがとうございました。今後ともお付き合いを宜しくお願い致します。
下記は私の関係する展示・イベントなどのお知らせです。是非足をお運び下さい。
5/22 第26回ZENCAFE セカイをキリトル 写真と演劇 津あけぼの座芸術監督、第七劇場の鳴海氏と私がテーマに沿ってお話しをさせていただきます。 三重県津市美里町古民家Hibicoreで19時30分から
5/25 スマホで写真をたのしもう!「スマホ撮影講座」開催
三重県津市古民家Hibicoreで午前9時30分から
6/1〜15 絵本作家つつみあれいさんと私のコラボ展示が在ります。ホンツヅキイベント「まちの遺伝誌 ふたつの顔」展
三重県津市Gallery Volvox
7/1〜6 公益社団法人日本写真家協会第9回JPSメンバーズ中部会員企画展「記憶」
愛知県名古屋市ノリタケの森ギャラリー
7/5 JPS名古屋展松原豊講演会 http://www.jps.gr.jp/events/jps/2014/exhibition.php
写真集「村の記憶」そこからはじめたこと。〜里山在住写真家活動報告2014〜
愛知芸術文化センター12階アートスペースA室19時から20時30分
7/23〜29 御白石持行事写真展「伊勢の町衆」三重県伊勢市伊勢シテイプラザ2階