2024年12月29日「村の記憶/まえとあと+++」

2024年冬企画展松原豊写真展村の記憶まえとあと+++gallery0369

今年もあと3日間となりました。三重県津市美里町で運営しているgallery0369で現在写真展「村の記憶/まえとあと+++」を開催中です。12月31日は年越し終夜オープン。甘酒振る舞います。元旦も昼頃までは開けてますので是非お越しください。31日夜からはギャラリーで呑んでます。たぶん。駐車場は Théâtre de Bellevilleの駐車場 (三重県津市美里町三郷2104)をご利用ください。

松原豊写真展「村の記憶/まえとあと+++」

昨年12月にgallery0369からはじまった「村の記憶/まえとあと」。今回は前回2024年6月に東京中野のGallery街道で展示した「村の記憶/まえとあと++」の続編として+を加えたタイトル「村の記憶/まえとあと+++」としてを展示します。「村の記憶」が誕生したプロセスを学生時代に撮影した作品、未発表作品などと共に、タイトルの後に+をつけてこれまでの作品が変化する様子をご覧いただいています。今回はテキスト情報をできるだけ取り除いた状態で構成。「村」や「記憶」の輪郭に写真を通して触れてもらうこと共に、撮影場所や撮影時期の異なる写真が混ざり合った時の感じを確かめてみたい、という主旨で展示。白い空間の白黒写真は見る人に「どのように感じられたのか?感じられなかったのか?」お聞かせいただければ幸いです。

開催期間中には京都在住の柳沼昭徳氏(烏丸ストロークロックの劇作家・演出家)と松原豊によるギャラリートークを開催しました。これまで現代口語劇で舞台表現を続けてきた柳沼氏は、ここ数年、里神楽をベースとした「祝・祝日」シリーズを全国で公演しており、松原は三重や兵庫の公演の撮影を担当しました。「祝・祝日」の舞台を作り上げていく中で柳沼氏が見つめてきたことと、松原がカメラを通して見つめてきたもの、演出家と写真家が何を見、何を感じてきたのか。里、村、神楽、表現、記憶。様々なキーワードから紡がれる世界をお楽しみいただきました。また演劇公演「コケムスカヲリ」では「村の記憶」という写真に「中嶋さんを最近見ない」という物語がいったいどのように絡むのか、絡まないのか?ということを観劇してもらいました。舞台の背景にある展示写真が舞台の演出装置のように感じる時間を過ごさせてもらい、予定調和的でない世界が誕生したことを感じました。今後も「村」という場所が持つ磁力のようなものを強く叫ばずに縦軸と横軸を意識しながら+++を座標軸として重ねる形で表現できるように進めて参ります。それが「まえとあと」のあと(=これから)の部分になると仮定しながら。

あなたにとっての「村」とは?

展示情報
タイトル:松原豊写真展「村の記憶/まえとあと+++」
開催日時:2024年12月21日(土)~31日(火)
開催時間:13時~18時
年末年始:2024年12月31日(火)年越し開催、甘酒振る舞いあり〜2025年1月1日元旦正午ころまでオープン
展示作品: ゼラチンシルバープリント作品

会場にて2011年に発刊した写真集「村の記憶」(月兎舎、絶版)、2024年に制作した写真展図録「村の記憶/まえとあと」(一期堂)をご覧いただけます。(図録は販売しております。)


 

動画配信はじめました。
「流れる会話 0369×FLOW – 写真をめぐる考察記録 -」
PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA中澤さんとgallery0369の松原が、ただお酒を呑みたいだけで始まったチャンネル。ですが!いちおう写真について語っています。 テーマを自由に取り上げながら、視聴者の皆さんと一緒に写真の世界を探求していく試みです。 シリーズ終盤に向かって酔いが回っている事を御容赦ください。

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