木本高校写真部の人たちと熊野古道松本峠にフィールドワークに行ってきました。
11月24日は久しぶりの熊野行きでした。
熊野行きの目的は【三重県東紀州振興課】木本高校次世代継承プロジェクト事業、写真部のフィールドワークの講師を務めるためでした。
このプロジェクトは三重県東紀州振興課の主催で次世代継承プロジェクト事業を立ち上げ、地域の子どもたちに熊野古道をはじめとする東紀州地域の魅力を伝える取組を始めるためのもの。
小中学生向けには「ばりすごいで!世界遺産塾」と題し、熊野の紀州鉱山や刀鍛冶をテーマにした体験講座やウミガメの生態と甲羅磨き体験をするなどの世界遺産塾を開いているそうです。
そして、高校生向けには、木本高校の生徒たちが、熊野市の魅力をツアーとして企画し、幅広く参加者を募り、熊野市の魅力を体感するツアーを実施します。自分たちでツアーを企画し、ツアー実施日には高校生自らが案内人を務めます。ツアー当日を迎えるまでに、高校生たちが、熊野古道を語り部とともに歩いて案内のノウハウを学ぶなどフィールドワークを経験し、その経験の過程で東紀州地域の魅力に気づき、地域のことをより深くしてもらい、地域への愛着感を醸成しようというのが今回の事業のねらい。そのツアーを行う前のフィールドワークの一つとして木本高校写真部の人たちからの依頼を受け、事前に撮影ポイントや写真の撮り方について、また今回「写るんです」というカメラを使用するのでその使い方も教えてほしい、という依頼がありフィールドワークの講座担当を務めました。
木本高校に到着後先ずは写真機の基礎的な機構や光を記録するシステムの話をいつものように8×10インチ(エイトバイテン)と呼ばれる大型写真機を使用しながら説明を駆け足で進め、「写るんです」というアナログカメラの特質を説明した上でいざフィールドワークに出かけました。行き先は熊野古道の一つである松本峠と熊野市内に向かいました。
先ずは松本峠に向かいます。午前中は晴天でしたが木々の生い茂る古道は案外光の量が少ないことをデジタルカメラやスマートフォンを使用しながら視覚的に確認。写ルンですは光の量がある程度無いと写りにくい、ということを視覚的経験を重ねてもらいながら感覚的に覚えてもらいました。
松本峠を撮影した後熊野市内を歩いて生徒達のリクエストで花の窟神社まで行き解散となりました。午後からは曇天となりましたが
街中では曇天でも撮影できることを確認。花の窟神社で今日の振り返りをしてフィールドワークの終了となりました。
「写るんです」がなかなか手強い存在、ということも感じてもらえたと思います。
9時過ぎから14時過ぎまでよく歩きました。(少しはお腹もへっこむかな、笑)
木本高校写真部のみなさん、関係者の皆さん、お疲れ様でした。
ツアー当日の天気が良いことをお祈りしたいと思います。